投資対象として株式をお薦めします。
以下そう考える理由を述べていきます。
投資対象を、株式、不動産、為替（FX）の
三つの中から選ぶと仮定して話を進めます。
株式は、企業の成長に伴い株価が上昇し配当を
もらえる分、ゼロサムゲームである為替（FX）より、
利益を得られる期待値が高いと考えます。
これは一般論で、株では全然利益を上げられず、
おカネを失ってしまったのに、為替（FX）で
成功をした人達もいます。
ただ、誤解を恐れずに書けば、
FXで大きな利益を得た人は私の知る限り、
”幸運だった人”
”IT技術に長けて、特殊なソフトウェアを駆使して
利益をあげることで、その後FX会社に口座を
凍結されてFXに参戦できなくなった人”
が多いのです。
私の知り得ている限りでは、株の方が
為替（FX)よりも安定して生き残れている
投資家のいる確率がより高いと感じています。
これはFX会社が対面取引をしている場合が
多いことからも想像できます。
FX会社の多くは、実際の為替取引を行う
インターバンク市場で為替売買をしていないため、
FX参加者の損失がFX会社の利益となると言われて
いるほどだからです。
これではFX会社とそこに入金した個人との間で
十分に公正と言い切れるか不明のマネーゲームが
行われているととられてもしょうがありません。
もっとも、外貨貯金と比較すれば、FXのほうが
遥かに有利です。
外貨貯金ではその手数料の高さから、
FXの方が手数料が安い分は確実に有利だからです。
ただし、多くの人はFXをやった場合、
レバレッジをあげたくなる誘惑から逃げられなくなり、
ハイリスクな取引をしてしまうことになるでしょう。
余談ですが、知人がFX会社の社長とお酒を飲んだとき、
お客さんがFX口座に入金してくれることを
「売上が立つ」
と表現していたそうです。
怖い話だと思いませんか？
次に不動産について述べます。
不動産は、その分野に詳しくない人は、
この分野に詳しい人と同一の条件で売買することが
困難なのではないかと推測されます。
不動産売買の経験が豊富な人なら
”物件の目利き”
”不動産会社との良好な関係構築”
ができていることで、この分野の素人より有利な条件で
取引できると推測するのです。
また、経済状況が急変した場合に即座に売却する
という迅速な対応を取ることが不動産では困難です。
今後、日本でインフレが予想されてはいるものの、
世界各国の大胆な金融緩和により、
過剰流動性による急激な経済危機がくる可能性は
常にあります。
その場合、株式でしたら、直ぐに売却して現金に
戻せる分、不動産より、急激な変化に対応しやすいです。
もっとわかりやすく書けば、いつでも世界経済はまた
リーマンショックのようなことが起きる可能性を
持っています。
いつかはまた必ずそのようなことが起きると考えて
行動しておいた方が賢明でしょう。
そのとき株なら個人は逆指値等を設定しておけば
直ぐに売抜けて現金化することで株式市場から
逃げ出すことができます。
皮肉なことに、多額の資産をを運用する機関投資家は
このような場合に売り抜けることは、
多額の資金により自分の売買が価格に影響することと、
売買代金の流動性の観点から困難なのです。
以上のことから、仮定に上げた
”不動産”、”FX”、”株式投資”
の三つの中からであれば、消去法的に株式投資が
選択肢に残ります。
株式投資を行うことには副次的なメリットもあります。
世の中の動きを理解しやすくなり、
どのような仕事が今の世の中で利益を
あげているのかわかるようになります。
自分が次にどんな仕事をやれば、
世の中の必要とされ、喜ばれ、
利益が上がりやすいかを想像しやすくなります。
今ではほとんどの人がスマートフォンを
使うようになりました。
全く日常の一部になりましたが、実はこれは
ほんのこの数年間での出来事です。
それと連動して、スマホに関連した銘柄の中には
株価が60倍にもなったガンホーのような企業も
でてきました。
ガンホーだけでなく、スマホ向けのゲーム、広告、
LINE関連銘柄の多くは株価を短期間で5倍以上に
してきています。
もし、あなたが、プログラマーだったら、
スマホ向けのゲーム開発会社への転職の
判断材料を早いタイミングで得ることが
出来たかもしれません。
株式投資をすることで、この世の中の仕事の
流れを経営者感覚で理解する能力が高まります。
そして、それこそ、これからの世の中で
さらに重要度が高まってくるものなのです。
いわゆる、ラットレースから抜け出して
自由を手ににいれるためにも。
0 件のコメント:
コメントを投稿